前回はこちら
前回は帽子のクラウンのトップ部分を編んでゆきました。
「シンプルな帽子」制作の流れ
- クラウンを編む ←今回もココ!
- ブリムを編む
- 紐を編む
- 形を整える
今回は、クラウンのサイド部分に移って、引き続き編み進めてゆきます。
エコアンダリヤの第一印象と実際に使ってみた感想
今回の帽子は、エコアンダリヤという糸で編んでゆくのですが、エコアンダリヤを使うのは今回がはじめてです。
エコアンダリヤをはじめてみた感想は、「雑誌や新聞紙を縛るときに使う紐になんか似ている」でした。
えっ、ちょ、
正直な感想を述べたつもりなんだったけれど・・・まずかった?(汗)
ラッピングとかでよく使う、細くてふわふわした紙にも見えるね
細かく切ればそう見えなくもない・・・かも??
雑な第一印象でしたが、実際に使ってみると、とても丈夫で強い糸です。雑誌を縛る糸みたいに裂けることもありません。(もちろん、無理に引っ張ると裂けますが)
糸のもとになっているのは、木材パルプを原料とする再生繊維。焼却しても有害物質がほとんど発生しない、土に戻るところも売りの一つになっています。
エコアンダリヤの「エコ」って、そういう意味があったんだね
個人的には、ハンドメイド系YouTuberさんが夏用のバッグや帽子を作成されるのによく使われているイメージもあったり。
夏向け雑貨制作の代表的な手芸糸って感じです
弱点は、濡れると強度が弱くなるところ。洗濯はNG。汚れたら、濡らしたタオルで優しく拭いて乾かします。
水に濡れると弱くなるってアンパン○ンみたいだね
エコアンダリヤは乾いたら復活するから、そこはちょっと違うかもね
エコアンダリヤで実際に編んでみた感想は、「難易度が、、、難易度が高い」でした。
編み目を均一に編むのが難しい…!油断すると、編み目がびよーんと長くなるか、キュッと縮むかのどちらかになってしまう。
初挑戦 編み目バラバラ エコアンダリヤ
(字余り)
エコアンダリヤで初編み&初心者を抜けたばかりのわたしにとっては編み目を均一に編むことすら難しいという状態でした。
かぎ針編みを始めて10か月。
編むことにもかなり慣れてきたと自負していたのですが、それは柔らかい毛糸やレース糸だからこそだったと痛感しました。
糸が変わると、こうも変わるものなのか・・・
今回の帽子はたくさん編むので、作品を編み終える頃にはエコアンダリヤにも慣れているはず。
それだと遅くない?
何事も遅すぎるということはないよ
なんか名言っぽいこと言っている
クラウンのサイド部分を編む
では、トップ部分に引き続き、サイド部分を編んでゆきます。
サイド部分になってゆくと、凸部分がでてきて、ほんの少し帽子らしさがでてきます。
なんか、編んでいくと、先がくるんとなっていく・・・
途中で1玉目を編み切ったので、2玉目に突入します。
まさかここで編み直し・・・!?
2玉目で1段編み終わったところで、ある事に気がつきます。
「あれ、なんかこれ小さくない??」
と。
まだサイド部分を編んでいる途中ですが、この時点で、一周の編み目の数はMAX。頭回りと同じサイズになっているはず。
ですが、実際に被ってみると…入らない。
…小さく編みすぎたぁぁぁぁ!
えええっ!!
帽子の出来上がり想定サイズは56.5cmでしたが、実際に編んだサイズは52cmと、かなり小さく編んでしまいました。
エコアンダリヤのように、ハリのある糸で編むのは初めてで、「しっかり編まないと!」と力を入れすぎた結果、編み目が小さくなりすぎてしまったみたい。
ここまでで、全体の3分の2近くを編んでいるので、最後まで編んでしまいたい気持ちもあるのですが、被れない帽子を作ってもなぁ…
……
編み直しじゃぁぁぁ!!
丸々1玉分を解くのにちょっと時間がかかりました。
(解いていく途中から、ハイになってきて、段々と楽しい気分になったりもした)
糸を丸めて、もう一度最初から編み直しです。
できました。
早っ!
かなり端折っているけれど、前回と同じくらい時間はかかっているからね
編むときに、1目1目気持ち大きくなるように編んだおかげか、出来上がったサイズは56cm。前回よりも結構大きくなりました(といっても、参考書籍に書かれている出来上がりサイズより若干小さいのですが…)。
紐を通す穴の部分を編んだら…
クラウン部分の完成です!
側面部分がベコベコになっているのが気になるけれど、仕上げにスチームをかければ形が整う(はず)
途中で大きな編み直しがあったものの、なんとかここまで編むことができました。あとは、帽子のつばであるブリム部分を編めば帽子本体は完成します。
再々編み直しがないよう祈りつつ、その4に続く・・・
今回の参考書籍