
今日は何を編むの?

バラを編むよ!
今回は、前編・後編の2回に分けて、かぎ針編みのバラを編み比べしていこうと思います。
バラのモチーフは種類がとても多く、
- 初心者でも編みやすいもの
- 短時間で完成するもの
- 立体感がしっかりあるもの
- 余り糸消費に向いているもの
など、それぞれ個性があっておもしろいです。
完成サイズや編みやすさも含めてまとめていくので、これから編んでみたい方の参考になれば嬉しいです。
今回編み比べるバラモチーフ
使用するかぎ針と糸

- ダイソー レース糸ソリッド #20太 ローズレッド
- ダイソー レース糸ソリッド #20太 グリーン
かぎ針は3号を使用します。
今回は編み比べのため、どのモチーフも同じ糸・同じかぎ針で統一して編んでいます。

参考にした書籍とは使用糸が異なりますので、その点はご了承ください
バラモチーフ概要
今回は、大きく分けて以下の5種類で紹介していきます。
- 巻きバラ
- 土台ありバラ
- 土台あり巻きバラ
- アイリッシュ(野ばら)
- 花びらを作ってから巻くタイプのバラ
「巻きバラ」や「土台あり」は編み方の分類で、「アイリッシュ」はバラの種類なので、違う方向性が混ざっていたりします。
ただ、色々なバラモチーフを見ていく中で、「ここは分けて紹介した方が分かりやすそうだな」と感じたので、今回はこのような分け方にしてみました。

バラモチーフって、色んな編み方があるね(本を読みながら)

それだけ昔からたくさん愛されてきたお花なんだろうね
今回、この記事を書くにあたって色々なバラモチーフの編み方を集めてみたのですが、細かく見れば見るほど、本当にたくさんの種類がありました。今回紹介する内容も、かなりざっくりした分類だったりします。
前置きが長くなりましたが、 ここから、実際に編んでみたバラモチーフを順番に紹介していきます。
① 巻きバラ
かぎ針編みで編むバラのモチーフといえば、やっぱり一番メジャーなのは「巻きバラ」ではないでしょうか。
巻きバラは、レースみたいに長く編んだ生地を、くるくる巻いて作るタイプのバラ。 巻く前の編み地によって雰囲気がかなり変わるのも、巻きバラのおもしろいところです。
今回は、実際に編んだ4種類の巻きバラを紹介していきます。
巻きバラ・その1
まず紹介するのは、アップルミンツ『刺しゅう糸で編む小さなお花のポーチ26+9』に掲載されている、「ミニバラ&ブルースターのポーチ」のバラです。

編み地はこんな感じ。 くるくるした、レーシーな生地になっています。

これをくるくる巻いて、最後に足元をとじつけたら完成。 これが巻きバラの基本の作り方です。

巻きつける強さとか、とじつける位置とかで、完成形が結構変わるんですよね

人によって仕上がりに個性が出る編み方だよね

ブキッチョさん、巻くときいつも指がプルプルしてるよ
もともと裁縫が苦手なのもあるのですが、巻きバラって出来上がりに差が出やすいので、毎回ちょっと緊張してしまうんですよね。
しかも巻いている途中で、「ちゃんと巻かなきゃ!」と思って力を入れすぎてしまい、中心部分がポロッと外れることがよくあります。
……これ、私だけでしょうか??

こちらのバラは、丸くてコロンとした仕上がり。
1段目が「くさり編み+細編み」になっているので、不器用な私でも丸めやすく、とじつけもしやすかったです。
出来上がりサイズ:直径2.5cm/高さ1.5cm
参考にした本はこちら
巻きバラ・その2
次に紹介するのは、川路ゆみこ著『手編みが可愛いバッグ&ポーチ』に掲載されている、「ばらのバッグ&ポーチ」のバラです。

こちらは、以前ポーチを作ったときにも編んだことがあるモチーフ。
そのときは、わりとふんわりめに巻いていたのですが、今回は少しきつめに巻きつけて作ってみました。

なんだか、7分咲きのバラみたいな仕上がりに。
……ちょっと締めすぎたかもしれません。
でも巻きバラって、こういう巻き加減で雰囲気が変わるのがおもしろいところなんですよね。
ふんわり巻けば開き気味のバラに、きつめに巻けば、ぎゅっと詰まったつぼみっぽい雰囲気になります。
良くも悪くも、そのあたりを自分好みに調整できるのが、巻きバラの魅力なのかもしれません。

出来上がりサイズ:直径3.2cm/高さ2.6cm
参考にした本はこちら
巻きバラ・その3
先ほど紹介した巻きバラは、個人的には、巻きバラの王道みたいな編み方だと思うのですが、次に紹介するのは、そこからちょっと変わり種の巻きバラです。
アップルミンツ『かわいいかぎ針編み ガーリーアクセサリー』に掲載されている、「ミニバラのブレスレット&ピアス」のバラ。
こちらは、なんと葉っぱも一緒に編んでしまうタイプの巻きバラになっています。

巻きバラって、
- バラ部分を編む
- 葉っぱを別で編む
- 最後に合体させる
……というパターンが多いのですが、こちらの編み方は、編み地の時点で葉っぱも一緒に編み込み、そのまま全部まとめて巻いていくスタイル。

「葉っぱも一緒に巻いちゃおう!」という発想がおもしろいですよね。

3枚の葉っぱが均等な位置に来るように巻いていくと、自然とバラ本体もいい感じにまとまるようになっています

葉っぱが、巻く位置の目印になってるんだね

巻きバラ初心者さんにも分かりやすそう!
葉っぱを編み込む分、少し工程は増えるのですが、それを含めてもかなり親切設計な編み方だと思います。
特に、「どのくらいの位置で巻けばいいの?」となりやすい巻きバラ初心者さんには、かなり編みやすいタイプのバラかもしれません。

出来上がりサイズ:直径2.3cm/高さ1.2cm
参考にした本はこちら
巻きバラ・その4
次に紹介するのは、巻きバラの中でもちょっと変わり種っぽい編み方です。
アップルミンツ『はじめてのかぎ針編み バラづくしコモノ』に掲載されている、「08ポーチ」のバラ。
こちらは、花の中心部分だけを「わ」で作った花びらで編み、そこから長い編み地をつなげて巻いていくタイプになっています。

(画像の右側部分が、「わ」で作った花びらになっています。)
巻きバラって、巻き始めの中心部分が意外と難しかったりするんですよね。
なので最初は、
「中心が最初から出来ているなら、これはかなり巻きやすいのでは……?」
と思っていたのですが――

なんだか、思っていたのと違うものが完成しました。
「わ」で作った中心の花びら部分の主張がものすごい。

本の見本写真とは、だいぶ違う仕上がりになりました

その1〜3はちゃんとバラっぽくなってたのにね

同じ巻きバラなのに、なんでこれは難しかったんだろう?
おそらくですが、このタイプの巻きバラは、その1〜3みたいな巻きバラと同じ感覚で巻くのではなく、最初に中心部分をギュッと締めるように整えてから巻き始める必要があったのではないかなと思います。
あと、一般的な巻きバラは「全部巻いてから最後にとじつける」ことが多いのですが、この場合は、巻いている途中でも少しずつとじつけながら形を固定した方が、うまくまとまりやすそうな気がしました。

……私が不器用だから、そう感じるだけかもしれませんが
とはいえ、このままでは終われないので、この編み方は後編の「巻きバラ×土台あり」でリベンジ予定です。
しばしお待ちを。

出来上がりサイズ:直径2.8cm/高さ2cm
参考にした本はこちら
②土台ありバラ
ここからは、土台を作ってから花びらを編んでいくタイプのバラモチーフを紹介していきます。
今回紹介するのは、アップルミンツ『セレクトコレクション かぎ針編みのコサージュ』に掲載されている、「6 大輪のバラ」のバラです。

こちらは、2つのパーツを組み合わせて作るタイプのバラモチーフ。
まず小さいバラを編み、そのあと外側の土台となる花びらパーツを重ねることで、大輪のバラに仕上げていきます。

ちなみに、上のパーツだけでも小さなバラモチーフとして使えます。


個人的には、バラモチーフの中で一番編みやすいのが、この「土台ありバラ」だったりします

このモチーフ、前にも編んでたよね
実は、以前作った卒園式用のコサージュでも、このモチーフを使っていました。
巻きバラ系は、巻き加減やとじつけで雰囲気が変わりやすいのですが、土台ありバラは形がかなり安定しやすい印象。
そのぶん、
- コサージュ
- ブローチ
- バッグ飾り
みたいな、しっかり形を保ちたい作品と相性が良い気がします。
特に、私のような「巻きながら形を作るのが苦手……!」という人には、かなり編みやすいタイプのバラかもしれません。
出来上がりサイズ(大):直径5.8cm/高さ2cm
出来上がりサイズ(小):直径3.5cm/高さ1.5cm
参考にした本はこちら
これまで編んだバラモチーフ集合

こうして並べてみると、同じバラモチーフでも、サイズ感や雰囲気がかなり違いますね。
巻き方で表情が変わるものもあれば、形が安定しているものもあって、編み比べてみるとそれぞれ個性があって面白かったです。
後編へ続く…
今回参考にした本まとめ
↑花モチーフが可愛すぎる作品が満載の一冊!
↑かわいくて編みやすい作品が多い、私の愛読書です
↑繊細で女の子らしい作品がギュッと詰まった一冊
↑色んなバラモチーフを編みたいなら、この一冊がおすすめ
↑既刊本の中で人気上位のコサージュ作品を集めた一冊です


