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ここからは、実際にエコアンダリヤを使って帽子を編んでゆきます。
「シンプルな帽子」制作の流れ
- クラウンを編む ←今回はココ!
- ブリムを編む
- 紐を編む
- 形を整える
クラウン部分はトップとサイドに分かれていて、今回はトップの部分まで編んでゆきます。
クラウンのトップ部分を編む
まずは、わの作り目をして円形にぐるぐると編んでゆきます。
5段目を編んだところ。
今回の編み方は、一段目をのぞいて、立ち上がりのくさり編みがありません。
次の段は前の段の細編みに編み入れるというスタイルです。
立ち上がりのくさり目がない編み方のメリット・デメリット
これって、よくある編み方(立ち上がりのくさり編みがあるスタイル)との違いはあるの?
この編み方で編むと、編んだときに段と段との境目がなくなるんだ
これは10段目を編んだところ。1段1段がぐるっと円になっていて、段と段との境が分かり難くなっています。
ほんとだ、円を編むときって次の段になるところにすじみたいな線ができるんだけど、今回はそれが見えないね
実際に編んでみて思ったんだけれど、この編み方だと「段と段との境がなくなる分、編み地がキレイに見える」というメリットがあるね
この編み方ってあまり見かけないけれどメジャーじゃないの?こっちの方が見た目は良い感じなのに?
おそらくだけど…この編み方で編み進めていくと、途中で「どこまで編んだっけ?」ってなった時にすごく困るからじゃないかな?
それって、どういうこと???
うんと…もし、どこまで編んだかが分からなくなったとき、立ち上がりのくさり編みがあると、そこを起点にして数え直せば何目まで編んだかがすぐ分かるよね。けど、今回のはそれがないから、下手すると「数え直しができるところすら分からない」ということが起こりえるんだ
そうなると、たくさん編めば編むほど、数え忘れがこわくなるね
今回、段はじめの細編みには段目リングを入れるようにしたから、数え忘れがあっても大丈夫だったけれど、段目リングがなかったら詰んでたと思うよ
立ち上がりのくさり目がない円形を編むときは、段目リングが必須だと思います。リングがないと、どこまで編んだかが本当に分からなくなります。
ただ今回、その段目リングも、編んでいる途中でポロッと取れることがあったので冷や冷やしたりもました(汗)
今回は、100均のじゃなくて、しっかり口が閉じるタイプの段目リングを使った方が良かったのかも(※ブキッチョは100均の段目リングを愛用しています)
なんやかんやで、クラウンのトップ部分を編み終わりました。
ここまでは、若干丸みはあるものの、平たいまんま。
次はクラウンのサイド部分へと進んでゆきます。
今回の参考書籍